子宮癌は大きく分けて子宮体癌(しきゅうたいがん)(子宮内部にできる癌)と子宮頚癌(しきゅうけいがん)(子宮の入り口にできる癌)があります。
WHO(世界保健機関)は1992年、OCの服用は子宮体癌になる可能性を減少させるが、子宮頚癌との関連性については明らかでないと報告しています。 子宮頚癌について、1993年以降の外国の報告のうち、評価が適切な4論文をまとめると、OCをのんだことのある人が子宮頚癌になる可能性はOCをのんだことのない人にくらべてやや高くなると報告されています。言い換えると、10万人あたり10人といわれている子宮頚癌(しきゅうけいがん)を発症する人の割合がOCの服用により10万人あたり13〜21人に増えることを意味します。 OCをのみ始めた年齢によるリスクについては、報告によって、さまざまですが、OCをのみ始めた年齢によるリスクは、25歳未満と35歳以上でやや高いとする報告もありますが、一方、25歳以上でのみ始めた人とそれ以下の年齢でのみ始めた人の間でリスクに差はなかったという報告もあります。

HPVについて
子宮頚癌が発生する原因はまだはっきりしていませんが、“ヒトパピローマウィルス”というウィルスの感染が有力であると考えられています。現に子宮頚癌にかかっている人の8〜9割にこのウィルスが見つかっているという報告があります。このウィルスはセックスによって感染し、尖圭コンジロームという病気を引き起こします。詳しくはQ26をご参照ください。