| 腟口と肛門の間とその周囲の部分を会陰といいます。「会陰切開」とは、あかちゃんを出しやすくするために会陰をハサミで切ることをいいます。 通常、陣痛が起こるとあかちゃんの頭が下がってきて、会陰がだんだんと伸びていきます。そして徐々に会陰が伸展し、あかちゃんが出てこれるぐらいまで充分に薄く伸びてからいきむと、会陰切開をしないですむことができます。 しかし、あかちゃんの頭が大きいとか、お産のスピードが速くて会陰が充分に伸びきらないとか、このままでは自然に会陰が裂けてしまいそうな場合、また、充分会陰が伸びて自然分娩するのに時間をかけ過ぎてあかちゃんに負担がかかってしまう場合などには、医師が切開を行います。この最後にあかちゃんがお母さんの産道を脱出する(会陰からあかちゃんの頭がでてくる)時が、あかちゃんにとって最も苦しいときなのです。 「絶対に会陰切開はしないでください」と頑固に拒否する妊婦さんもいらっしゃいますが、しないことにこだわっていると、変な方向に、しかも何箇所も会陰が裂けたり、時には肛門まで切れてしまうこともあります。それよりも、医師が会陰の伸び具合を確認して、最小限に小さくきれいに切って縫合する方が傷の治りもきれいで早いです。病院での出産の場合、現在では初産婦さんの7割程度が切開されています。 |