子宮内膜は、精子と卵子が出会ってできた受精卵が育っていくためのベッドとしての役割を持っています。妊娠しない場合は約1カ月に1回、血液とともに体外へ排出されています(月経、生理)。ですから妊娠しなければ、子宮内膜は毎月毎月、いつ受精卵がきてもいいように新しくつくり直されています。 本来、子宮内膜は受精卵が着床する子宮の内側に発生します。それがなぜか卵巣や卵管、腸などさまざまな場所に発生し、そこでも子宮の内側にできた子宮内膜と同じように月経のたびにはがれたり、また新たにつくられたりということが起こります。しかし、女性の生殖器の構造からもわかるように、通常の月経と違って腟のような出口がないため、血液がその場にたまって炎症を起こしてしまうのです。さらに、さまざまな場所に発生した子宮内膜がはがれた後の傷は、からだが傷を治そうとして「癒着」をおこします。(指先をちょっと切ってしまった…でも2、3日そっとしておけば、周りの皮膚はくっついていきますね。これと同じことが起こるのです。)ただし、骨盤内はさまざまな臓器がぎっしり詰まっていますから、あたりかまわず近くの臓器にくっつくので、ねじれたりひきつれたりすることもあります。 |
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