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ホルモン療法 (1)Gn-RH作動薬療法

脳に作用し、閉経したときと同じ状況にすることにより月経を止めてしまう薬です。その結果、月経時の疼痛はなくなりますし、女性ホルモンの分泌も非常に弱くなるため、同時に病巣の進行も止めることができます。しかし、閉経状態にしてしまうのですから、更年期障害(ほてり、頭痛、肩こり、うつ、骨量減少など)のような副作用があらわれることがあります。また、効き目が強いため、6ヶ月以上の連続治療はできず、その後半年間はこの治療を中止する必要があります。鼻の粘膜から吸収させるスプレー状のもの、4週間に1回注射するものなどがあります。

ホルモン療法 (2)ダナゾール療法

脳や卵巣に作用し、女性ホルモンの分泌を抑えて閉経したときと同じ状況にすることにより症状を抑えます。また、直接病巣を萎縮させる効果もあり、高い治療効果が望めます。しかし、この薬は男性ホルモンに似たものですので、更年期障害のような副作用とあわせて男性化症状(体重増加、にきび、多毛など)があらわれることがあります。だいたい4〜6ヶ月を目安に治療が続けられることが多いようです。

ホルモン療法 (3)OC

OCは合成の卵胞ホルモン、黄体ホルモンを合わせた錠剤で、毎日一錠ずつ飲むことにより、脳に作用し、女性ホルモンの分泌を抑えます。(1) (2)は完全な閉経状態にしてしまうものですが、OCを飲んでいるとOC由来の女性ホルモンが存在しますので、服用を止めれば月経がきます。しかし自然の月経と比べてOC由来の女性ホルモンは量が少ないため、月経も以前に比べて軽く、楽になります。通常の周期投与で効果がない場合、休薬期間を取らない連続投与を考慮する場合もあります。OCで症状がコントロールできれば、OCは非常に便利な薬であるといえるでしょう。副作用として吐き気や不正出血、頭痛などがでることもありますが、服用を続けていくうちにほとんどがおさまります。中用量OCに比べ、低用量OCの方が、ホルモン量が少ない分副作用も出にくくなります。ただし、35歳以上のヘビースモーカー、乳癌や子宮癌にかかっている場合など、服用できない場合もあります。
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